感覚派のあなたに届する「五感カフェ」maquicoです。

 

これからは「創作・表現」の時代と言われています。

 

今回は、その表現力に関して

よくあるご質問にお答えしたいと思います。

 


「表現したいことがあるのに思うように上達しない」

「ある程度わかっても、

自分の世界をどう現したらいいのかわからない」

 

アーティストに限らず、どんな専門家でも

情熱をこめてなにかを創作している人なら

このようなご経験があるのではないでしょうか。

 

予期せずスランプにはまってしまったり

それが長引いてひとりグルグルと考え込んでしまったりすることも

あるかと思います。

 

さて、そんな時どうしていますか?

 

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クオリティの解釈と審美眼

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いきなり辛口になりますが、わたしの答えはこんな感じです。

これは、怠慢ないいわけ、です。

 

「表現したいことがあるのに思うように上達しない」

「ある程度わかっても、

自分の世界をどう現したらいいのかわからない」

 

そういう人はどこかで見聞きした情報しかインプットされておらず

自らの工夫が足りず、

誰かに教えられたとおりにやっているだけのことが多いのです。

 

もし、本当に新しい表現に挑み、自分自身を観察し

表現しているのであれば

それを判断するプロセスを楽しんだり

惜しみなくエネルギーを注ぐ力も増してくるはずです。

 

その視点が不足しているのを

まずは認識することが大切なのではないでしょうか。

 

とは言っても、わたしたち人間の意識はもろく弱いものです。

 

ですから、怠慢さが理由で「ある程度」まではスキルが伸びても

そのさきの「自分だけの世界観」が表現できない、

ということを自覚してみる良い機会なのかもしれません。

 

次に、スキルの向上のためにまず必要なのは

プロフェッショナルな仕事のクオリティを見極める目を持つこと

だとわたしはお伝えしています。

 

これは、オリジナルの審美眼と

それを超えた世界基準に触れる目を養うことでもあります。

 

その感覚が育ってくれば、自分の作品や創作物の

良し悪しを判断できるようになり

レベルアップに必要な技術の習得につながます。

 

感覚が冴えるほど自分自身に対して

より高いクオリティを要求するようになり

それをクリアするために表現スキルも

無理なく自然に向上していくのです。

 

これはミュージシャンや画家が最初に曲を作るときや

絵の描き方をマスターするときとイメージすると

わかりやすいかもしれません。

 

そこにはピュアな集中しかないのではないでしょうか?

言い換えれば、「夢中」ということだろうと思います。

 

テクノロジーが発達した現在、

より多くの作品や人物に触れられることで

誰でも模範実践できるようになっています。

 

例えば、わたしでいえば写真表現。

これらも同様、イメージとしての写真構図やライティング、

モデル選定やロケ先など作風やイメージ、テクニックの隅々まで研究し

模範したり「型」を覚えたり、

スキルアップを身につけたりできるようになります。

 

 

気をつけたいのは、作風を表面的に真似てそれらしく見せる

「モノマネ」とは意味もクオリティも違うというシビアな点です。

 

クオリティの判断に必要な目がないうちは、

どの作風・作品をお手本とするか、その選択がとても難しいですね。

 

わたしが若いアーティストたちにオススメしているのは

日本の文脈を知るための古典作品と

海外の著名な写真家の普遍的な秀逸さです。

 

個人・国・現代という小さな枠組みから出ること。

 

そして、理屈のない直感と自分の美学を信じ

自分が気に入ったイメージと出逢うまでしっかり吟味することです。

 

あとはそのイメージ通りに表現できるようになるまで

楽しんで挑戦するだけ

 

今の自分の環境やスキルに置き換えて練習あるのみです。

偉人や巨匠の作風だからといって

莫大な費用をかける必要もありません。

材料が必要なら、今のご自身の手元にあるもので最大限工夫してみる。

 

他人からのイメージ頼りでは、ただの「モノマネ」になってしまい

中身がない作風になり兼ねないからです。

 

自分の中で消化し、そこから放出させた世界を作ればいいのです。

 

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夢中でアウトプット

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冒頭の質問に戻ると

「クオリティの違いを判断する審美眼がない」ために

「なんとなく」「できたつもり」の人がほとんど

だということになります。

 

これを解決するのであれば

大量のインプットとアウトプットしかありません。

 

どんな分野でも名作があります。

そしてその偉業には、

それぞれの創作者のセンスやノウハウがたくさん詰まっています。

 

 

なにを美しいと感じているのか?

大切なメッセージは何か?

なぜこれを選んだのか?

なぜこの人が創るのか?

どこかを見落としていないか?

自分ならどうするか?

実際チャレンジしてみてどうだったか?

 

いろいろな作品を研究しながら

そのプロセスを追体験していくうちに

創作に必要なエッセンスを自然と吸収できるようになります。

 

そのとき感じた頭の中にあるモヤモヤは

表現者にとって素晴らしいインスピレーションだということ

をぜひ、知っておいてほしいのです。

 

この意識が、未知の領域にある概念を具現化するためのイメージ力となり

表現の幅がどんどん広がっていくのです。

 

それらを夢中になってアウトプットしてゆくことで

ご自分の血肉となってオリジナリティへ昇華し

その蓄積が誰れも届かない世界観となるのです。

 

“気がついたら、すべてできていた”

そんな軽やかな流れが生まれていると理想的ですね。

 

 

 

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