みなさま こんにちは。
ご愛読ありがとうございます。

リビングビューティーライフ研究家の
盛 加奈子(もり かなこ)です。

 

 

今日から、12月ですね。

 

充実した2017年を振り返り、そして2018年の楽しい計画、
カレンダーを見ながらワクワクしています。

 

朝は、好きなアロマオイルをデフューズして、
部屋の空気を浄化させています。

 

深呼吸や瞑想などや軽いストレッチをするときも香りで癒されますよ。

 

そんな、気分の時に

 

天気の良い日、朝、深呼吸をしようと窓を開けると、
あの、柔軟剤の香りが漂ってきたりしませんか?

 

そういえば、最近【香害】が問題になっていることを
生協にチラシで見たので気になっていました。

 

オフィスや学校の教室、商業施設や集合住宅など、さまざまな空間で
漂う「香り」。

ここ数年のテレビCMの柔軟剤などの「香り付け」ブームの陰で、
「香り」に含まれる成分が原因とみられる健康被害を訴える人が
急増しているそうです。

 

2012年以降、各地の消費者センターでも急増している
「柔軟仕上げ剤に関する相談」。

 

隣人の洗濯物のニオイがきつく、体調を崩して以降、頭痛、吐き気、
のどの腫れ、発熱、倦怠感などさまざまな症状に苦しんで、
外出もままならなくなったという人も。

 

そこまで、、、、と驚きました!

 

これは柔軟剤などに使用されている「香り」の成分が原因で
化学物質過敏症(CS)やアレルギー疾患を発症させたり、
悪化させたりしたと考えられます。

 

世界で約10万種類が使用され、毎年新しいものが追加される化学物質。

一度に多量の化学物質を体内に取り込んだり、少量ずつでも
長期間取り込み続けたりして、その人の許容量を超えると
体の反応として化学物質過敏症を発症します
(建物が原因の場合を「シックハウス症候群」と呼びます)。

 

誰でも発症する可能性があり、一度発症すると普通の人は
感じないほど微量の化学物質にも鋭敏に反応して、
全身かつ多器官にわたる症状があらわれ、身の回りからあらゆる
化学物質を取り除かなければ、日常生活もままならなくなることも
あるという恐ろしい疾患です。


また、症状がさまざまなため診断が難しく、長期にわたって
適切な治療を
受けられずに苦しむ患者もいます。

日本で化学物質過敏症の可能性があるのは、国民の7~8%ほどと
推定されています。

 

芳香柔軟剤に含まれる香料のほとんどは人工的な揮発性(*1)の化学物。
4,000を超す成分(物質)があり、複数成分の混合物として使用されます。
個々の成分については企業秘密として公表されません。

なかには

  • アレルゲンになるもの
  • ホルモンかく乱作用のあるもの
  • 神経毒性のあるもの
  • 発がん性のあるものもあることがわかってきています。

また、消臭除菌スプレーにも消臭力の弱さを補うために香料を
使用しているものが多数あります。

 

除菌成分で菌を殺したとしても汚れが付着したままであれば、
再び菌が繁殖して臭いの元となるため、毎日のようにスプレーし
続けることにもなりかねません。

 

柔軟剤や消臭スプレーからは、ごく微量でも流涙・咳・息切れなどを
もたらす強い毒性を持った「イソシアネート類」が検出されたという
発表も(*2)。
(*1 大気中で気体になる性質  *2 VOC研究会の自主検査による)

 

にもかかわらず、香料の安全性評価は業界の自主規制任せとなっているのが
現状だそうです。

食べものは農薬などを気にする人が多いけれど、体内に取り込まれる
化学物質の80%以上は呼吸によるもの。
(口からは10数%、皮膚からは数%)

 

食べものや水と一緒に摂ると肝臓などである程度解毒されますが、
呼吸で吸入した化学物質は肺から血液に入って全身に回るので、
より注意が必要です。

即効性のある治療法がない化学物質過敏症。
その原因となる化学物質を含む香り付け商品が巷に溢れる中で、私たちが
身を守るためには、どのすればよいのでしょうか?

 

化学物質過敏症の患者が実践している対策を参考に、日常生活で
化学物質の使用を減らす方法として次のようなくらし方が提案されています。

 

・着香製品は使わない
・合成洗剤を石けんに替える
・衣類や寝具はできるだけ天然素材を使う
・トイレや台所では換気扇を回す
・掃除は丁寧に(水拭きが有効)

このほか、無農薬・有機・自然栽培の米・野菜などの安全な食材を使って、
免疫力を高めるバランスのとれた食事をとることや、規則正しい生活や
運動で抵抗力をつけることなども、
化学物質過敏症の発症を予防する対策
としてあります。

過剰な化学物質に抵抗するのは、やはり自分の体調を管理し、
自己免疫力を高めておく必要がありますね。

浄化習慣にも通じるものがあります。

 

私は、ふだんの掃除や洗濯、洗い物には、ナチュラルクリーニングを
心がけています。

せっけん、重曹、クエン酸、過酸化ナトリウム(酸素系漂白剤)、
アルコール
そしてアロマなどのエッセンシャルオイルを使用。

これで、掃除や洗濯だけでなく、防臭剤、防虫剤、虫除けなども作れますよ!

【香害】について考えるのは、なにより私たちのカラダはもちろん、
環境にも優しいことですね。

 

ナチュラルクリーニングについては、またの機会に!

ではまた!

今日も、素敵な1日を