こんにちは。maquico です。

 

写真にご興味をお持ちいただける女性たちの多くが

モノクロ写真がお好きだとお聞きします。

ありがたいことです。

 

そして、「どうやったら印象的なモノクロームが撮れるの?」

「モノクロ写真ってどういう感覚で見るといいの?」

そんなご質問もいただくようになりました。

 

そこで、3回に分けて五感カフェで

「モノクロームのおはなし」として綴ることにしました。

 

これまでいただいていたご質問もまとめてありますので

ご興味があれば秘密のネタをお楽しみいただければと思います。

 

ここでお話するのは、デジタル撮影に限らせていただきます。

というのも、フィルム撮影でのモノクロのあり方とは

初見者からするとかなり違いがあるので混乱を避けるためという理由です。

 

(フィルムについて語っていると本が10冊くらい書けてしまので

ここではやめておきますね。)

 

それでは、早速はじめてゆきましょう。

 


 

まず、デジタル画像の「モノクロ」と「カラー」とはなんでしょうか?

 

このシンプルな話をしてザックリおさらいしてみましょう。

この記事を読むだけで本来のモノクロ写真の特性がおわかりになれますので

リラックスして読みすすめてみてください。

 

わたしたちが理解している「モノクロ」とは、

白と黒を基本とする画像のことです。

 

その「黒」は光をまったく反射させない状態、

同時に情報がない状態のことをさします。

 

一般に「白」という色は、光を100%反射させ

そのせいで情報が飽和してしまった状態のことです。

 

これらの色の濃淡のことを「階調」(トーン)といい、

黒と白だけの場合は「2階調」というように基準化しています。

 

パキっと色がわかれていますね。

 

 

 

 

さて、この黒と白の間に「濃いグレー」と

「薄いグレー」を加えてみるとどうでしょうか。

 

 

黒、濃いグレー、薄いグレー、白の4階調。

つまり、2階調の2倍(2の2乗)の階調を持つことなります。

 

 

 

 

さらに、トーンをもっと加えると下のようなグラデーションに近くなってきます。

 

 

 

 

 

すぐ上のイラストの4階調を2倍(2の3乗)にすれば8階調に、

さらに8階調の2倍(2の4乗)の16階調

32階調(2の5乗)、64階調(2の6乗)

 

128階調(2の7乗)、256階調(2の8乗)と

どんどん階調を細分してゆくとどうなるでしょうか・・?

 

 

お気づきの方もいらっしゃいますね。

 

ここで限界がくるのです。

 

 

 

 

実は、黒と白を「512階調」まで細分化しても

人間の目は「256階調」と区別をつけられません。

 

ここでは視覚・肉眼という部分的な気管だけのことをお話ししているので

本来、わたしたちは五感を使ってモノを見て感じとっているのですが・・・

 

まずは、デジタルデータとして脳が色を認識しているシステム

イメージしてみてくだされば大丈夫です。

 

このようにしてデジタル画像では「256階調」でデータが作られています。

 

もう一度いうと、それ以上細分化しても意味がないというか

肉眼や脳の識別が機能しないからです。

 

ですから、本当はそれ以上の色の情報は存在しているけれど

「認識できないんだ」としてわりきって切り捨てられている

とイメージしておかれると良いかと思います。

 

 

でもですね・・・

この「色調グラデーションの限界」がデジタルとアナログの

大きな差であるのです。

 

ここでは単純にその違いだけ覚えおくと良いでしょう。

■本当は在るけれど目には見えない

■情報は在る一定の範囲までしか表現されていない

■肉眼では捉えられない微妙なグラデーションが存在する

 

その知識があなたの感性を覚まし、

どんどんデリケートな色彩感覚に気づけるようになります。

 

ギャラリーや写真集で出逢う美しいモノクローム作品や

日々のなかで垣間見る、奥深い光のグラデーションを

見極める審美眼にも開きが出てきますよ。

 

 

 

 

いっぽう、カラー画像は

R(Red)、G(Green)、B(Blue)の 3色を掛け合わせて作られています。

 

 

R、G、Bそれぞれにモノクロと同じように256の階調、

言い換えると「256の色」で構成されています。

 

そして、これらを組み合わせると

「256×256×256=1,677万色」

 

つまりは、これですべての色を表現することになるのです。

 

モノクロでは「256の要素」しか使えないのに対し

カラーでは「1,677万要素」を使うことができるということです。

 

このことから、モノクロはカラーに比べて

「大幅に再現域が狭い」表現方法だということを覚えておきましょう。

 

 

 

 

ここでぜひ考えてほしいのは

わたしたちの肉眼の「狭い領域」という限定性において

最も美しいシンプルな2色の階調がモノクローム表現だという定義です。

 

 

誤魔化しのない単色であるモノクロ写真は

「白から黒までの階調を美しくつないだ写真」

とイメージすると非常に高度な美学だと想いませんか?

 

 

ご説明したように、モノクロ表現は「256の要素」しか使えません。

それゆえに「256の階調」をきっちり使わないと、

情報量が著しく減ってしまうのです。

 

このことから、表現域が広いカラー写真では

「なんとなく」「そんな感じの色」が許されます。

つまり、どのようなカメラで「とりあえず撮って」も

それなりに見たままに写ることが多いのです。

情報量が多いので、曖昧さも受信しやすいのですね。

 

 

それに対し、

モノクロではそんな曖昧は許されない!というより

「ありえない」世界なのです。

 

 

わかりやすく言うと、例えばカラー作品として撮影した写真の色情報を削除して

それをそのまま「モノクロ256階調」に変換しても、

それはモノクロ写真としては成立しない、ということです。

 

 

スマートフォンなどでスナップをしたあと

そのカラー情報をアプリケーションを使用してモノクロっぽく変換しても、

納得のいく絵にならないのはそのためです。

 

 

 

 

 

モノクロ写真というのは、わたしたち人間の眼で見たものとは

まったく異なる世界を表現している、ということに意識を向けていると

日々視界にはいる景色から学ぶことがたくさんありそうですね。

 

 

それでは次回

「モノクロ写真ってどういう感覚で観ると良いの?」

について詳しくお伝えさせていただきます。

ぜひお楽しみに。

 

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